Interview
Alumni Interview

卒業生インタビュー

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チャレンジをする場所を

決めるのは

魅力的な人がいるかどうか

稲葉 孝充

WeWork Japan合同会社
Community Manager
1992年生まれ。大学在学時にApple Inc.で働き、新卒で名古屋銀行に入社。

2017年法人営業の経験を元にSnSnap(現:GENEROSITY)へ転職。イベントの企画立案、運営までを担当。
新しい働き方による地方活性化に興味を持ち、2018年にWeWork Japanに入社し、現職。

__SnSnapを辞めようと思ったきっかけはなんですか?

2018年の6月に辞めたので、在籍していたのは1年5ヶ月です。短期間に思えますが、とても濃密な時間でした。3期連続で売上1位を達成し、MVPもいただいたところで「これから僕がSnSnapに提供できる価値とはなんだろう?」と考えていました。

 

その頃、西垣さんに連れて行ってもらったイベントで、当時Uber日本法人の執行役員社長だった高橋正巳さんにお会いすることになります。

「すごい方がいるんだな」という印象でしたが、その後、高橋さんがWeWorkのゼネラル・マネジャーの肩書きで移籍されることを知りました。「社長の肩書きを捨てて転職するWeWorkってどういう会社なんだ?」と興味を抱き、調べてみたことがきっかけです。

多分、僕は人に興味や憧れを抱いてチャレンジする場所を選ぶ人間なんだと思います。

__SnSnapでの経験が、現在の仕事生かされている場面はありますか?

SnSnapで経験したイベント企画や運営で培われた大きな能力は「判断力」です。営業でも機材の詳細や運営全体のことがわかっていなければ判断できない場面はたくさんあります。問題として浮き上がってきた瞬間に、どう解決すればいいか考えられるようになったことは大きいですね。

 

例えば、WeWorkでのオフィス空調に対するリクエストが頻繁に起こっていた時、それまでは単純に設定温度を変えるしか対応していませんでした。僕は、なぜリクエストが頻繁に起こるのかに着目し、業者に空調を調べてもらうことにしました。そうしたら、マップに記されている空調の吹き出し口の位置が違っていることが判明したんです。その後、全体の配置などが改善されることになり、メンバーからの空調に対する要望は減り、満足度が向上するという結果になりました。

 

そもそもの問題点を探し出す能力はSnSnapでの経験があったからこそですね。イベントは一発勝負なので、事故は絶対起こせない。イレギュラーに対しての対応力と、次は問題が起こらないような予防改善案を出す発想力が養われました。

__今後の目標を教えてください。

WeWorkでの僕の仕事は、メンバーの事業拡大のためのサポートです。どういう人たちをつなぐことでシナジー効果を生み出せるかを日々考えています。そこでスタートアップから成長し上場していく企業を生み出すサポートができたらいいなと。サブの目標としては、やはり僕は地元の名古屋に思い入れがあるので、名古屋の企業間でもシナジー効果を創出して、もっと名古屋が盛り上がることをしていきたいなと考えています。

__GENEROSITY が名古屋支社を出す際には支社長として……

ゆくゆくは名古屋に戻ることも考えているので、名古屋で働けるのはいいですね。西垣さんの地元一宮で一緒に住んでみるのも面白いかもしれません。(笑)

順調だった社会人スタート。でも・・

__まず現在在籍している会社での仕事を教えてください。

今はWeWork Japan合同会社で、2拠点のコミュニティマネージャーとして勤務しています。メンバー(WeWorkでは、入居者様を親しみを込めてメンバーと呼んでいます。)の日々の業務のサポートや、事業拡張のためのニーズをヒアリングし、成長のためのお手伝いをしています。

例えば、拡張にあたってオフィスの提案や、清潔なオフィスの維持管理、メンバーに利用していただけるドリンク(ビールも飲み放題!)の在庫管理なども業務の範疇です。

__GENEROSITY入社までのキャリアを教えてください。

大学卒業後は出身地である名古屋の地銀に入行し、2年10ヶ月法人営業をさせていただきました。通常、入行してから1年ほどは研修期間が設けられるのですが、僕の先輩営業の方が病気で休まれることになり、代打という形で早いうちから営業に出ていました。

新卒1年目からスーパーカブに乗って地元企業の社長さんに会いに行っていましたね。名古屋はものづくりの強い土地なので、そういった社長の方々がたくさんいるんです。

会社の社長とお話する機会が多くあったことは、今でも貴重な学びだったと思っています。

環境に恵まれていたこともあり、1年ほどで新人賞や優秀賞を受賞する等の実績を上げることができました。頭取の祝勝会にも参加させてもらい大きな達成感を得たのですが、同時に自分の行員としての将来の道筋も見えはじめてきてしまいました……。

このまま30年間続ければ順調に出世するかもしれない。名古屋の地に愛着はあるし、もっと盛り上げたい気持ちもある。でも、「自分の人生の30年間」という長い道のりを前に立ち止まってしまったんです。

そんな時、ある人とコンタクトを取ろうと思い立ちました。

__コンタクトを取ろうと思い立った人とは、西垣(現GENEROSITY CEO)さんのことでしょうか?

そうです。僕が大学在学中にバイトしていたApple Storeで、当時伝説的な売上を上げたアルバイトとして語り継がれていたのが西垣さんでした。社員の方が「西垣さんって人がいてね」とよく話題に挙げているのを聞いていたので、ずっと興味を抱いていたんです。

 

ふと「今、西垣さんって何をやっているんだろう?」と調べたところ、GENEROSITYの前身のSnSnapという会社を立ち上げていることがわかりました。そこでいきなりだったのですが、FBのメッセンジャーで直接会いたい旨を連絡したんです。連絡は取れたもののなかなか直接会うタイミングがなく、初めて会えたのはSnSnapを導入しているフェスのイベント現場でした。興味があることはすでに西垣さんにお伝えしていたので、「一回イベントを手伝ってみる?」と、とんとん拍子に話が進みました。

__初めて運営として参加したSnSnapのイベントはどうでしたか?

初めて参加したイベントは、ラグジュアリーブランドが大阪で開催するポップアップイベントでした。名古屋から大阪まで向かったのですが、黒のドレスコードがあったのを知らなくて、急遽現地で黒の洋服を揃えるというハプニングがありました。(笑)

当時の僕は、スタートアップという言葉すら知らない素人。でも、店舗で行われるきらびやかなイベントはすごく新鮮で楽しくて……ここで西垣さんと一緒に仕事をしたいと思い、そのまま入社意向をお伝えし、SnSnapにジョインさせていただきました。

入社直後に人生で一番の挫折を味わった

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__入社後、入社前の印象とのギャップはありましたか?

入社後すぐに僕の人生における一番の挫折を経験しました。2017年の2月に入社してから3か月の間は、何もかもがうまくいかないことの連続でした……。

ITのスピード感は銀行での環境とは全く異なるもので、利用するツールも初めて扱うものばかり。例えば、僕はgmailですら使ったことがありませんでした。1つ1つがほぼ初体験で、タスク1つ完了させるのにもすごく時間がかかる。

頭の片隅には銀行員の仕事で優秀な働きができていたという意識もあり、本当にできない自分が苦しかったです。

入社して足掻き続けた3ヶ月目、西垣さんと目良(当時 取締役CMO)さんに「辞めたいです」と申し出ました。

__西垣さんと目良さんの反応はどうだったんですか?

辞める理由として、実家の家業のことを伝えていたため、両者から「名古屋の実家のご両親に説明してきて、了承を得てくるなら仕方ない」と言われました。

そのとき、親に説明するのは嫌だなと思い、辞職をそこで一度撤回しました。でも今考えると、辞める理由がはっきりとしていれば、「わかりました。ちゃんと両親に説明してきます」と言っていたと思うんです。

僕は、「できるはずなのにできない」という苦しい自意識から逃げたかった。けれど、その気持ちが後ろ向きだと自分で理解していたから、親に説明するのが嫌だったのだと思います。

 その後、話し合いから1週間ほどしてから、目良さんから「今日、絶対やらなきゃいけない仕事はある?」と聞かれ「絶対のものは無いです」と答えたら、「原宿に買い物にいくからつきあってよ」と、そのまま原宿に買い物に行くことになりました。(笑)

買い物中は仕事の話は一切なくて、目良さんと「この服かっこよくない?」とか「このメガネいいな」とか、他愛もない話を3〜4時間していたと思います。

 その時に、「あ、この感覚久しぶりだな」って感情が湧き上がってきたんです。もうずっと僕は仕事のことばかり考えていた。「この仕事はこう進めればいいんだ」と具体的なアドバイスをされたわけではなく、ただ本来仕事をしている時間が休みの時間に替わって目良さんと過ごしただけなんですが、この日を境に大きく変わりました。

__大きく変わったというのは?

仕事に対する考えが落ち着きました。今まで頭の中で噛み合わなかった歯車が噛み合いはじめて、目の前の仕事に取り組む自分を認められるようになり、少しずつ売上が立てられるようになっていきました。

目良さんは、僕にとって仕事を忘れる時間が必要だって分かっていたのでしょうね。

この出来事で心がリフレッシュされた後、噛み合った歯車がスムーズに回っていくように、3期連続で売上1位を達成しました。

__SnSnapで特に思い入れのある仕事や経験はありますか?

どの現場も毎回達成感を感じていました。イベント運営はどんなに綿密に企画していても、必ず予期せぬ事態が起こるものです。なので、トラブルやハプニングを乗り越えての成功は毎回気持ちがいいものでした。

名古屋で働いていた頃には想像もできない、芸能人や著名人、ハイブランド企業の方々と一緒に仕事ができたこともすごく貴重な経験だったと思います。

 

僕が入社前初めて参加したラグジュアリーブランドのイベントは、当時24歳の方が現場を仕切っていました。失礼かもしれませんが、僕より年下の方がハイブランドのイベントを堂々と的確にさばいていく姿は驚きでした。

その現場でトラブルがあったようなのですが、運営として参加していたのに僕は全く知らなかった。運営参加しているスタッフにも気づかれることなく、トラブルを解消させながら運営させていたなんて本当に優秀な人ばかりなのだなと感じました。

また、魅力的な人との出会いによって新しいチャレンジへ

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