Interview
Alumni Interview

卒業生インタビュー

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GENEROSITYは

リーン・スタートアップをそのまま体現している会社

目良 慶太

株式会社good-eye 代表取締役 CEO

1982年生まれ。大学卒業後サイバーエージェントに入社

2013年キュレーションマガジンAntennaを運営する株式会社グライダーアソシエイツに入社。

2015年1月株式会社good-eyeを設立し代表取締役に就任。

同年10月株式会社SnSnapの取締役CMOに就任 2017年12月SnSnapを退任後、good-eyeの

経営を行いながら、株式会社QLIOPAAKを設立。

SNSマーケティングの業務効率化ツールを手掛ける他、現在新規事業の開発を行っている

独立直後に声をかけられた「面白そうなこと」にピンときて

__2017年12月にSnSnapでの取締役期間を満了した目良さんですが、現在はどのような仕事をされていますか?

自分の立ち上げた会社で新規事業を開発中です。今手掛けているものの一つとしては、グローバルで視聴されるYou Tubeコンテンツを発信する事業を考えています。
立場的には社長ということになりますが、少人数でアイデアをビジネス化していくことをたくさん手掛けるチームですね。

__SnSnap入社までの目良さんのキャリアを教えてください。

立教大学を卒業した後、サイバーエージェントに入社しました。そこでは、7年間営業とプロダクト開発を経験しています。その後、キュレーションアプリ開発の創業メンバーとしてグライダーアソシエイツに入社しました。

西垣(GENEROSITY CEO)さんと知り合ったのは、そこでメディア事業のマネタイズとグロースハックを手掛けていた時です。そもそも、僕が携わっていたキュレーションアプリ事業は、西垣さんの所属するマクロミルの一事業という立ち位置でした。
知り合ってからは、毎週のように「こんな事業は面白いんじゃないか?」と飲みながらブレストをしあう関係になりました。

__目良さんがSnSnapの立ち上げに関わることになった経緯は?

1年半ほどキュレーションアプリ事業に携わる中で、自分で会社を立ち上げたいと思うようになり、独立を決意しました。2015年1月頃です。
その頃、西垣さんからアメリカで「1ドル入れるとインスタの写真がプリントアウトされるサービス」があると聞きました。
すでに自分の事業内容は準備していたんですが、「何それ!めちゃくちゃ面白いじゃん!」とピンと来て、6月くらいから西垣さんの事業立ち上げを手伝うようになりました。

スタートからの半年間は、一生体験できない濃密な時間

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__SnSnapの前身となる会社の創業が2015年5月なので、立ち上げ時から関わっていたということですね。

そうですね。当初は西垣さんと平沼(GENEROSITY CTO)さんに僕と他のメンバー2人を入れて5人のチームでした。一緒にイベントにプロダクト機材を持って行って、設置するためにネジ回したり……設営作業から全て行っていました。
僕は別に住んでいましたが、西垣さんと平沼さんは神田のシェアオフィスで朝から晩までずっと一緒に泊まり込みでプロダクトを製作していました。

試作機を作っては検証して、実際にイベントで運用して……少しずつ実績を作っていき、プロダクトを採用してくれる企業が増えていきました。
そんな中、SnSnapの1つのブレイクスルーとなったのは、同年9月に開催された音楽配信サービスのイベントだったと思います。

__どんなイベントだったのでしょうか?

SnSnapの大きなブースを作らせてもらい、その当時のすべてのプロダクトをそこで出展したんです。メンバーも15人にまで増え、全員で1つの大きな目的に向かうのはその音楽イベントが初めてのことでした。
9月は他にもイベントが重なっていて、土日も関係なく朝から夜まで準備に追われていたんですが、音楽イベントの成功でその後のイベントも良い流れで乗り越えることができたと思います。

創業から12月までの半年間は怒涛のような忙しさでした。同時に、この先、一生味わえないくらいの濃密な経験だったと言えます。
提供するサービスがSNSのトレンドに乗っていたのもあったし、作ったプロダクトのセンスも良く、関わっているメンバーも相当強かった。いろんな要因が合わさって、猛スピードで成長して行きました。その様子を間近で見られたのは本当に貴重な経験です。

__翌年以降の事業はどうでしたか?

2016年も毎月30〜40件のイベントを常時こなしながら、新しいプロダクトを開発し続けていました。インスタの成長とともにサービスを向上させていくのはもちろんですが、「誰も体験したことがない体験を作りたい」という思いがメンバー全員に共通してあったからこそのスピード感だったと思います。

「ゼロから1」への成長過程を再び作り出し、経験したい

__2年半を振り返ってみて、目良さんの成長できたポイントはどこですか?

僕が会社を自分でやりたいと思ったのは、キュレーションアプリ事業の立ち上げに関わった経験がきっかけです。その後、目標通り自分の会社を立ち上げました。けれど、西垣さんが世の中に需要があるサービスを立ち上げようとしている姿を見て、今やるべきはこれだと思った。
少人数からサービス開発を初めて、少しずつ売上が上がり、メンバーも増えていき、会社としての形が出来上がっていく過程をスピーディーに経験できました。

振り返ると、SnSnapの立ち上げは「リーン・スタートアップ」の手本のような経験でした。リーン・スタートアップとは、最低限のコストと短期間のサイクルで、サービスの仮説と検証を繰り返しながら、ニーズをつかんでいくマネジメント手法のことです。
立ち上げ当時の3人が知っていたわけではありませんが、段ボールで試作機を作るところからスタートし、実績を立てて、営業戦略に基づいて事業を大きくしていく過程は、まさにそれだったと思います。

今、また自分の会社を前進させていく中で実績にもなりましたし、何よりいい思い出です。

__SnSnapでの経験を踏まえて、再び自分の事業に集中しようと考えたのはなぜですか? また、現在の事業で役に立っている経験はありますか?

僕は、とにかく新しいことが好きなんです。ゼロから1への成長過程をもう1度経験したいと思ったことが、SnSnapを卒業した理由です。

今取り組んでいる自社の事業も、リーン・スタートアップの考え方に基づいて進めています。無駄な投資はせず、仮説検証をして、ビジネスを構築する。
すでに運用しているサービスにしても、作る前にターゲットにインタビューを繰り返し、最小限のプロダクトでマネタイズしています。
SnSnapでは本当に良い経験が積めましたね。

__これからの目良さんの目標を教えてください。

会社をどんどん大きくしたいというのは僕のスタンスではありません。
やはり、自分たちで思いついたアイデアを事業にしていく過程が一番好きなんです。なので、社員の数にはこだわらず、「自分にしかできないこと」や「このメンバーでしかできないこと」をたくさんやっていきたいと考えています。