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Interview
Management Interview

マネジメントインタビュー

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細野 剛

執行役員 CFO

経営管理のプロとして、

上場及びその先の成長を見据えた

組織体制の強化を図っていく

1980年生まれ、慶應義塾大学卒業。在学時、ベンチャーの経営管理部でインターンを経験し、卒業後は同社子会社で経理・財務業務を行う傍らIPO準備・M&A・基幹システムの刷新に携わる。2008年に公認会計士資格を取得。その後、大手外資系コンサルティング企業で事業再生やM&Aアドバイザリーを行う。PEファンドに2年間出向後、投資先でCFO及び管理職に従事。2024年にGENEROSITYに入社し、執行役員CFO着任。現在は、証券会社・監査法人等との協議より上場に向けた内部監査体制の整備を中心に取り組んでいる。

学生時代から20年以上に渡り、経営管理に携わり続けた多彩なキャリア

__細野さんは執行役員CFOとして、管理部門を統括されています。これまでにどのようなキャリアを歩まれてきましたか? 

現在に至るまで、コンサルティングファームで事業再生やM&Aアドバイザリーを行い、PEファンドではソーシングのフロント業務から投資後のPMIまでを担当し、一般事業会社においてはCFO及び管理部門長に就任するなど、経営管理系業務を中心に幅広く経験を積んできました。これまで携わってきた業種は多岐にわたり、飲料メーカーやマーケティングオートメーションツールを扱うSaaS企業、HRTech系のソフトウェア会社、そしてECサイトを運営するベンチャー企業等と、会社規模や従業員数も50名・100名・1000名以上と在籍する中小から大手企業まで、さまざまな経営状況の中で知識と経験を並行して積みながら経営管理の仕事に長年携わってきました。

__学生時代から、ファイナンス領域や経営に興味・関心を持たれていたのでしょうか?

祖父が大手監査法人の創業パートナーをしていた関係で、高校生くらいから会計士という職種やファイナンス・経営領域の分野に興味を持ち始め、大学では経済・ビジネス・経営が学べる商学部へ進学しました。そこから、本格的に経営やマネジメントに携わるキャリアへ進みたいと考えるようになり、ベンチャー企業を志望することになります。ベンチャー企業に関心を持ったきっかけは、大学2年生の時に先輩から、「これからはベンチャーの時代。大手で歯車の一つになるよりは、小さくても経営を肌で感じることができるベンチャーで働くべき」という言葉に胸を打たれたからです。

__ご自身の成長を求めて、公認会計士を取得された背景について教えてください。

大学在学時のインターンを経て入社したベンチャー企業では、M&A・システム導入・新規事業開発など多様な経験を積む傍ら、これまで自分が得た知識やスキルをより多くの業種・業態の会社に提供していけるのではと思い、コンサル会社への転職を考え始め、その際に自分自身の市場価値を高めるために公認会計士の取得を決意しました。本音を言えば、以前からその資格を取得したいと志てはいたのですが、転職活動時にとある日系のコンサル会社から「弁護士なり、会計士の資格は取得していないと厳しい…」と言われたことが、本気を出し始めたきっかけとなり成し遂げました。

持続可能な会社を経理するカギは、組織・管理体制の強化

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__これまで数多くの企業で、IPO支援に携われた経験をお持ちですよね。今に活きている実績や成果について教えてください。

IPOにおいて、企業と従業員はさまざまな関係法規や基準を順守する必要があり、特に最近では行動規範・内部統制・コンプライアンス等に対する監査要求が高まっています。IPO準備会社や上場後の企業に対しては継続的に厳しく監視が行われます。現在に至るまでのIPO支援の経験を通して、このような法規や基準の順守水準及び企業の規模や実態を考慮した実用的な運用とのバランス感覚を養えたことは、上場関連業務を進めるにあたり大きく役立っていると感じていますね。また、これまでのキャリアの中で、一般事業会社だけでなく、PEファンド・コンサルティングファームでの経験や、ベンチャー企業・大手企業で異なる立場や利害関係から経営を見定めるという経験を積めたおかげで、今後成長していくベンチャーにありがちな組織・管理体制が未熟な点について多角的に思考をめぐらせ、正しいレールへ持っていく力が身についたように思っています。

__M&A・事業再生業務の経験を積んでこられた中では、どのような学びを得たのでしょうか?

まず、管理体制や守りの面がしっかりとした会社は強く、バランス良く攻めることもできるということです。ベンチャー企業であっても、事業再生局面の大企業であろうと、然るべき時に然るべき組織・管理体制を整えてこなかった会社は苦労し、仮に一時的な時流で急成長を遂げたとしても永続する会社にはなり得ないことを実感しましたね。堅実な管理体制を持つ企業は、M&Aにおいても失敗が少ない傾向があります。一般的に「世の中の8割のM&Aは失敗する」と言われていますが、その主な要因はM&A後に想定していないリスクが顕在化することや、文化的な違いから互いを受け入れられずにシナジーを生み出せないことが起因しています。M&Aではデューデリジェンスという、事業・財務・法務・人事などにおける潜在的・顕在的なリスクを外部の専門家が調査するプロセスがあります。成功する企業は、これらを専門家に任せきりにはせず、検出されたリスクに会社としてどう向き合うかを理解し、許容できるリスクと事業的な魅力があっても避けるべきリスクの一線を画すことが、M&Aで失敗をしない考えがしっかりしている企業の姿だと考えています。

__CFO就任の経験では会社の経営および管理部門を一手に担う役割としてどのような仕事に取り組んでいましたか?

企業によってCFOに求められる役割はさまざまなので、GENEROSITYにおける経営管理的な位置づけの役割でいうと、例えばM&Aの推進をはじめ、各種社内のシステム導入やオペレーションの効率化等を行うことがあれば、一から管理部門の体制を立ち上げることもありましたね。部内に経理・財務担当者が一人もいない時は一人部署を担うなど、その瞬間に必要とされた業務や立ち回りをこなしてきました。

__さまざまな場面で会社の重要なポジションを任されてきた細野さんが、CFOのキャリアを意識したきっかけを教えてください。

PEファンドに在職していた時、ファンドが新しく投資した案件には必ずといっていいほどCFO着任を依頼できるプロフェッショナルの方がいました。その方々は自分より10歳以上年上の方が多いですが、”プロ経営者”となるキャリア市場が今後ますます拡大していくだろうと仰っており、私の働き方を見て「プロ経営者=CFO」の立場に向いているのではないかとアドバイスをしもらったことが意識したきっかけです。

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会社を作り上げていくという壮大な冒険ができる最後のチャンスを掴む

__次のステージとして、GENEROSITYと出会った経緯と初めの印象を教えてください。

コンサル時代からの知人であるCOOの丹原さんから、GENEROSITYを紹介されました。まず初めの印象は、私が1社目に在籍した時のベンチャー企業そのもののフェーズであると感じましたね。当時、社員が50名程の組織で、ルールも何もないところから一から作り上げていくという日々であったので、成長過程であるGENEROSITYと重なる部分もあり、まだまだ若い会社が秘めた急成長への余地など、エネルギーが有り余っている部分にとても魅力がありました。

__GENEROSITYに入社を決めた背景にはどのような思いや考えがあったのでしょうか?

私が2024年4月に44歳になるので、より経営に近く手触り感のある規模のGENEROSITYで、これから上場に向けて会社を作り上げていくという経験に対して、体力・精神力を掛けられるのはこの会社で最後になるのではないかと思いました。もし、これよりも後に決断の場面に立っても、ライフステージを考えたときに冒険の選択肢は選べず、周りが期待する役割や業務範囲も狭まることになると考え、今しかないと思い入社を決めました。

上場に向けて、経営基盤の強化と将来を見据えた準備を進行させる

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__入社後、執行役員CFOに就任した細野さんの現在の業務内容を教えてください。

現在CFOとしての主な業務は、上場実現に向けた管理体制の整備や証券取引所の審査対応に注力しています。上場後は四半期ごとに投資家への決算説明や法的な開示が必要となるため、それに伴う開示業務や監査法人との調整をはじめ、取締役会・株主総会の運営も主な仕事になることを想定して日々組織基盤を固めている状況下です。

__上場に向けて、会社の現状や掲げているミッションについて教えてください。

GENEROSITYが、これまで組織基盤を効率的に固めてきたという会社であることは理解しています。ですが、上場後は株主・一般投資家・金融機関・証券取引所など、会社を取り巻く利害関係者への対応は一層重要になっていきます。近年では、コンプライアンスや内部管理の水準、政府が推進する働き方改革やSDGsなど、企業に求められる社会的使命が厳しく審査される傾向があり、組織基盤の強化を順調に進めてきているGENEROSITYがこれらに十分耐えていけるかどうか、まだまだ課題が残っているのではと感じていますね。上場後はより企業価値の向上を常に求められる立場となる為、次々に投資家へ訴求できる施策を打ち出し続ける必要があり、それらに丁寧に対応していくことができる組織・管理体制の更なる基盤強化を図ることが、今後のミッションであると考えています。

ビジネス視点と戦略力を兼ね備えたCFOを目指す

__GENEROSITYという組織の強みはなんだと思いますか?また、経営陣の魅力があれば教えてください。

GENEROSITYは単なる広告・プロモーション事業を軸とした会社ではなく、最先端のテクノロジー企業である要素を持ち合わせていることが強みだと思っています。広告・PR業界における代表の西垣さんの先見性や魅力的な案件を引き寄せる嗅覚をはじめ、CTOの平沼さんの最新のXR技術を活用したプロダクトを次々に生み出していく開発力などは、とてもユニークで魅力的な面であると言えますね。

__細野さんが目指すCFOの役割と今後の課題はなんでしょうか?

日本ではCFOというと、経理・財務を担う管理部長の延長線上と捉えがちですが、CEOを頂点に様々な”CxO”が文鎮のように並んでいるのが通例です。本来CFOはCEOと同じく経営者の一人であり、CEOに何かあった場合は代わりにビジネスを滞らせることなく経営を遂行することや戦略を構築することができる人財でなければなりません。目指す先としては、単に管理系の職種を管轄する立場に留まらず、ビジネスや戦略の視点を兼ね備えた経営人財になっていきたいと常に考えています。

__最後に、GENEROSITY全体としての展望があれば教えてください。

これだけ世界的なラグジュアリーブランドを筆頭にイベント・展示会の引き合いがあり続ける会社は他にないという点や、グローバル案件までも足元にきている点を考えると、上場に伴い信用力・財務体力を強化することによって、より海外展開が本格化していき、GENEROSITYはますます飛躍的に成長していくのであろうと考えられます。CTOの平沼さんが言及しているように、リアルとデジタルの世界がよりシームレスになることを想定し、他社に先駆けて開発投資を今後も進めれば、GENEROSITYが謳っている広告・PR業界のゲームチェンジャーになることは必ず実現できると信じています。

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